alisatoの日記

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2024/06/27 (木)

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■内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」

家人が義弟の病院付き添いだったので、その隙に行ってきました。
東京上野の国立西洋美術館の企画展「内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」を見ました。

実は本物の羊皮紙の写本を見るのは初めてだったので、「え、こんなに小さいのもあるの!」「羊皮紙ってこんなに薄いの!」と驚くことばかりでした。
写真でしか写本を見たことがなかったので、大型の美術書みたいな大きいばかりなのかと思っていたら、まず最初に英語のペーパーバックくらいのサイズで、文字もペーパーバックの活字ぐらのい写本リーフが展示されていて、「これを!人間が!描いたのか!」と思いました。
写字生すげぇ!

後半の展示ではイメージ通りの大判の写本のリーフもあるのですが、それの挿絵も細かくて凄かったです。
写真はだいたい拡大してあるので、実物の細かさが分からないんですね。
「羊皮紙」って書きましたけど、展示品の説明には「獣皮紙」とありました。羊皮紙工房の解説を見たら、高級写本は仔牛皮が使われたと書いてあったので、あれも仔牛皮なんでしょうね。裏の文字がかすかに透けて見えるほど薄かったです。

羊皮紙工房 | 羊皮紙専門サイト
https://youhishi.com/

企画展の情報はこちら。
内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙|国立西洋美術館
https://nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2024manuscript.html

私は電子チケットを買ったのですが、企画展では表示できたチケット情報が常設展では電波状況が悪くて表示できず、念のために印刷しておいた紙を提示して入場しました。
プリントアウトしておいてよかった。
あと写本を見に行くなら単眼鏡か拡大鏡は持って行った方がいいです。ともかく細かいので。
私はロッカーに単眼鏡の入ったバッグを預けちゃって後悔しました。

国立西洋美術館 常設展

東京上野の国立西洋美術館の常設展は写真OKなので、好きな作品の写真も撮ってきた。

ギュスターヴ・モロー「牢獄のサロメ

マックス・エルンスト「石化した森」

ジョアン・ミロの絵画

ジョルジュ・ルオー「道化師」

東京国立博物館

東京国立博物館にも行って、「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」と企画展「カルティエと日本 半世紀のあゆみ」を見てきました。
カルティエと日本 半世紀のあゆみ」は、表慶館での展示で、ぜんはんはカルティエと日本との結びつきを示す日本モチーフの宝飾品などの展示、後半はカルティエ現代美術財団が後援した日本のアーティストの作品展示。カルティエの宝飾品は凄かったですが(2019年の展覧会も見てます)、後半はいまいち私の趣味ではなかったな。

内藤礼 生まれておいで 生きておいで」は、なんかよくわからない展示でした。ちょっと謎解きイベントみたいな。
平成館の展示室で、「これとこれは展示物なんですね?」って監視員さんに聞いちゃったぐらい。

現代美術って「言ったもん勝ち」みたいなところあるなと思いました。
ただ、「でも、こうしなきゃ貴方たちは観ないでしょ?」と言われたら「ソウデスネー」と答えるしかないというか。

会場が三ヶ所に分かれていたのですが、最後のラウンジの場所が分からなくて、2回も係員さんに尋ねました。そのせいなのか知りませんが、なんか翌日に順路についての記事がX(旧Twitter)に出ました。(ほかにも迷った人いたんだろうな)
写真入りだと分かりやすいですね。

内藤礼 生まれておいで 生きておいで」開幕 - 東京国立博物館 - 1089ブログ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2024/06/27/reinaito_1/

平成館の展示室に入るときに、バッグをロッカーに預けるよう強く勧められましたが、確かに預けたほうがいいです。

■リンク

米沢嘉博記念図書館佐藤史生原画展 -決して眠らない魚のみる夢-
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-satoshio.html
 2024年6月28日(金)-10月20日(日)
 月・金14:00-20:00、土・日・祝12:00-18:00
 休館日注意!