alisatoの日記

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劇団四季ロングランキャスト版『オペラ座の怪人』

これは悪くなかったです。歌詞が日本語なので筋を追いやすい。
ただ、日本語の歌詞はドラマチックな場面はまだいいんだけど、日常的な場面(ファントムの手紙とか)になるとなんとなく妙な気がします。まあ、ドラマチックな場面でもたまにヘナヘナ感漂う歌詞があったりしますが。

山口祐一郎のファントムは美声で「音楽の天使」っぽくて、よろしいです。これだったら、歌声にくらっときちゃうのも分かる。声的には岡幸ニ郎のが好みだけど。
「歌え! 歌え、ええええんじぇる」ってとこがとても好き(笑)
クリスティーヌ役(鈴木京子)は、サラ・ブライトマンに比べると気弱で低めなので、いまいち。サラ・ブライトマンの方が好き。

日本語訳は全体的に怪人に同情的なのではないかなという気がしますね。
クリスティーヌの心はすでにファントムのものなんだけれど、彼女はファントムと彼の闇の世界を恐れてもいる。それで一度はラウールのほうに靡くけれども、ファントムを殺すという計画を聞いて思い悩むという展開は納得ができます。ラウール当て馬じゃんという気がしないでもないですが。

こうなったら、他の版も探して聴いてみます。市村ファントムのは探すの大変そうですが。