alisatoの日記

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『現代SF1500冊 乱闘編 1975―1995』

索引作りをお手伝いしたので、送っていただきました。
写真だとわかりませんが、金箔押しのカバーは凄くカッコイイです。
ちょっと辞書っぽいかも。

第1部の「海外SF問題相談室」はファンダムネタが多くてフツーの人はついていくのが大変だと思いますが(私もよく分からなかった)、「新刊めったくたガイド」SF時評はフツーの人が読んでも面白いです。

一番面白いのは、第1部の「女と男の世の中――SFMポストフェミニズムSF特集の真実」だと思います。スリリング。初出にどれくらい手を加えているのか分からないんですが、もし手を加えていないんだったら、大森さんはこのころから記述トリックが芸風だったということになりますね。

ちょっと高いけど、資料も兼ねてると思えば。

ところで問題です。
この本で、新刊時評の対象として作品がとりあげられた冊数が一番多かった作家は誰でしょう?
意外な人でした。

取り上げた作品が多い作家名を挙げていくと、時代の流れ(たくさん書いてなければ書評はできない)と大森さんの好み(割と納得のメンバーです)が見えてきて興味深いです。

言及回数も考慮にいれると、これまた面白いです。

答えは本家日記で発表予定。