alisatoの日記

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磯部潮 『人格障害かもしれない』

磯部潮 『人格障害かもしれない どうして普通にできないんだろう』
(光文社 光文社新書 094 ,2003年4月,735円 (税込), ISBN4-334-03194-3)

私が昔いた会社の同僚(女性)がまさしく「人格障害」のタイプに当てはまる人だった。美人で努力家で大変魅力的な人ではあるのだが、なぜかわざわざ人生をややこしくする行動ばかりするのだ。婚約者のいる男性にコナかけてみたり(コナかけられたほうは誘惑にめげず無事結婚)、結婚してからも恋人のいる年下の男性と浮気したり(本人は離婚、相手の男は元の恋人と結婚)。
「スリルがなかったら人生楽しくないじゃない」が彼女の弁だった。
それだけだったら、彼女の人生だから私がとやかくいうことではないのだが、困ったことに他人を巻き込むのだ。私も巻き込まれた。
浮気していときに「アナタだけが頼り」とばかりに相談を持ちかけられたので、「そりゃ大変だよね」と随分と気をもんだし、愚痴やらのろけやらも聞いてやっていたのだが、なんのことはない同じことを周囲の人間5人ぐらいにやっていたのだ。アホラシ。
私は途中で危険を察知して「崖っぷちをフルスピードで走る人生が好きなら他人を巻き込まないで一人でやって。私は平穏無事な人生が好きなの」と切り捨ててしまったが、同じように相談に乗っていた後輩の女の子などは、件の浮気相手との三角関係(てゆーか、五角関係?)にもつれ込まされ、えらいダメージを被ったらしい。(浮気相手の男もロクでもないタラシだった。警報が鳴ったので、私は側に寄らなかったが)

というわけで、以来私の中では「あのタイプ」には深くかかわらないほうがいいという認識が出来ていたのだが、この本でそれが裏付けられた感じ。そういう読まれ方は著者の本意ではないのかもしれないが。

2chで祭りになるタイプの作家は、ほとんど「人格障害」に分類されるんじゃないかという気がする。

本家日記には多分最後の部分だけ出す。