alisatoの日記

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読了本

夏 緑『静寂の森の殺人 理央の科学捜査ファイル』
イラスト:船戸明里
富士見書房 富士見ミステリー文庫,2000.11, \483, ISBN4-8291-6106-X)

船戸明里のイラスト目当てで買ったが、微妙にデフォルメされたキャラが鼻についてダメだった。特に主人公。TVの二時間推理ドラマか推理マンガ(『探偵学園Q』とか)のキャラみたいな感じ。プロットのための繰り人形のようなキャラは、実写やマンガならまたいいんだけど、小説では読むのが辛い。登場人物たちの暗い過去の設定もなんだか浮いている。

アンダー・ザ・ローズの意味がわかったのは収穫だったが。

ミステリーがライトノベルっぽくキャラクターを立てるのは問題がないのだが、「ライトノベル」がミステリーに近づこうとするといろんな部分に齟齬が出るんだなと思った。
超自然的要素抜きでリアルに死を扱えば重くなるしデフォルメされたキャラが浮くし、論理的にプロットを展開するとキャラクターが繰り人形になりがち、ということか。
富士見ミステリー文庫があまり上手くいってないのもしかたないのかも。

読んだのは去年なので、去年の読了記録につけておかねば。