さいたま新都心にできたシネコンにいってみた。
ネットでチケット予約できるのは便利だね。
やっぱり同じ値段だったら、きれいな劇場がいいもんね。
映画は前評判どおりヘンでした。
終わった瞬間「全然わっかんねー」「どうしてこうなるの?」という複数の声が劇場に響き渡りました。
ぜんぜんDWJじゃない。
千とハクの恋愛ものをDWJの舞台を借りてやってみました、
ついでに戦争と飛行機も描きたいから入れちゃおう、
建物がこわれるところが描きたいから入れちゃおう
みたいな同人誌的アニメ。
なんであんなにとっちらかっているのやら。
でもまあ、ハウルはかっこよかったら、許す。キムタクの声も悪くなかった。
同人サイトのお嬢さんがたが次々とハウルに転んでいく理由がわかった。(笑)
美形で有能でヘタレ。すばらしい。掃除はダメでも料理は上手。(笑)
ソフィーも案外かわいかった。18歳のおばさん声も覚悟してたので、許容範囲。
しかし、女性はひきこもり男の尻をひっぱたきつつ、子供と犬とばあちゃんの世話をしてろと……。ひっでぇ映画!
よくわかんないのは、私の隣の席のカップルの女の子が見終わった後で泣いていたことです。
「なんでこんな映画で泣けるわけ? いや、たんに風邪引いて鼻水がでてただけなのかも……」と思って反対側をみたら、3人分離れた席のおばちゃんも泣いてました。
なんでだよーっ!
セカチューで泣ける人はあんなんでも泣けるのかーー!?
ハウルの城は『ゴーストドラム』が入ってますね。
ニワトリの足でしょ。
コメント
2004年12月11日10:37 ニム
>ハウルの城は『ゴーストドラム』が入ってますねニワトリの足のついた家は民話ベースでよく出てくるから単にくっつけてみましたなんじゃないですか。「展覧会の絵」とか音楽にもなってるし。
ああいう、原作の大元の設定(ソフィーがいるのはどういう前提の世界か)すらきちんと捉えることができなかった制作陣に『ゴーストドラム』の谺まで見ようとするのは(見てる方はそうと感じてうれしいけど)、買いかぶりですよ。時間が経つに連れ段々評価が低くなっております(^◇^;)
2004年12月11日14:10 ピエドラ
お連れ合いさまといらしたんですか。そうでなかったら声をかけてくれれば良かったのに……。生活圏内ですよお。ニワトリの足はバーバ・ヤガーのお家についているんです。『ゴーストドラム』は北方のシャマニスティックな魔女なので、ロシアの魔女のイメージにしたのでしょう。宮崎さんはスーザン・プライスは読んでいないと私も思います。
あと、宮崎アニメに真っ当な女性像を期待しない。そこは我慢だ、と最初から思って見ないと、疲れます。
一緒に見に行った男性陣から、「結局男は顔って話か?」という声も上がりました。違うとも言い切れなかった私。
2004年12月11日19:20 Alisato
徳間の児童書担当の人がDWJと一緒に『ゴーストドラム』も献本したんじゃないの? と思ったんですけどねぇ。(担当者、同じ人でしょ? 元・福武で今は徳間)一人で見に行きました。「めった斬り」の打ち上げに呼ばれて時間があまったので、当日急に思い立って見ることに決めたのです。お声をかけようかなと一瞬思ったのですが、あまりにも急だったので断念しました。>ピエドラさま
また行くことがあったら、ご連絡しますので、よろしく〜。ばあちゃん3人が若い男を取り合う話でもあって、ある意味今のヨンさまブームに呼応してるのかも……と思わないでもないです。
映画では18歳のソフィーの精神が老婆のようで……みたいな描かれ方をしていて、それはハウルの訳者の人の解釈でもあるんだけど、ちょっと違うだろーと私は思う。
18歳のソフィーは自意識過剰で自分を縛っていただけ。彼女をしばっていたのは「若い娘は素直で可愛くなければ」という意識で、本来の彼女は好奇心旺盛なはっちゃけた人だったのよ。だからばあちゃんになって縛られる必要がなくなったとたんにいきなり元気になっちゃったのさ。