『ゼロヨンイチロク』
清水マリ子版『光車よ、まわれ！』だと評した人に感謝。
「これは○○である」という言い方は読み方を規定すると同時に道しるべにもなるわけで、この作品ではむしろありがたかった。
とっちらかったところまで含めて『光車』かもね。
『エルゼリオ 遠征王と薔薇の騎士』
うーん……。なんかこう、上滑りしているような気がしないでもないんですが。ギャグとシリアスのギャップには違和感あり。キャラクターの性格に一貫性がないというか、同じ名前の登場人物が出てくる別の物語を切り張りしているようだ。あらすじだけなら、とてもツボなんだがな。
このイラストは苦手。デッサン変だし。頭ちいさすぎ。漫画家って長年描いているとデッサン狂ってくるんだよね、不思議なことに。
『スクランブル』
うわーうわー、蚊に刺されたところを掻くような、痛痒い甘美さ〜！ 本を読むことで逃避していた中学時代が蘇る〜！ （高校はわりと楽しかったんだけど、中学三年のときは辛かった。一人を除いてクラスの女子全員が敵でさ）
出てくる書名も全部わかるよ。私自身が小説の中にでてこないのが不思議なくらい。
