alisatoの日記

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「ボーイズラブ小説の書き方」読了

高校生ぐらいがターゲットの結構まっとうな小説の書き方の本。
(って、本家日記に書いたら、「18禁小説の書き方が高校生向けのわけあるか」と突っ込まれた。でも今でもあんまり大人向けには思えない)
白泉社には鈴木光明先生の「少女まんが入門」という名著があるんですが、それを踏襲している感じがします。

まあ、「ボーイズラブ小説の書き方」なんで、Hシーンの書き方なんて章もあるわけですが。(男×男はブツが2本なので書き分けが大変……みたいな記述があって大笑い。そりゃそうだ。)

原稿の印刷のやりかたのサンプルまで載ってます。新人賞に応募するときには応募要綱をよく読めとか、あらすじはちゃんと最後まで書けとか、イラストはつけるなとか、この手の本では定番の注意事項がしつこく載っているってことは、それだけ守らない投稿者が多いってことなんでしょうね。(実際に投稿した人でもあらすじを最後まで書くことを知らなかったり、縦書き印字を知らなかったりするみたいです。)

ボーイズラブ小説についての薀蓄もそれなりに書いてありました。編集さんが書いているせいか、ボーイズラブに理解はあっても、のめりこんでいるって感じはしなくて、割と客観的だと思います。

私はボーイズラブ/やおい小説は全くといっていいほど読まない(漫画ならは少しは読む)ので、新鮮で面白かったです。でもやっぱりボーイズラブ小説は読みたいとも書きたいとも思わないですけど。

あんまり過剰な期待をせずに一読されるのもよろしいかと。