・清水マリコ『ゼロヨンイチナナ』イラスト：toi8
（メディアファクトリー MF文庫J ,2005年2月,609円 (税込), ISBN4-8401-1221-5）
舞台は上野。あの辺りって、あちらとこちらの境界がアヤしいような場所が多いと思う。内容は頑張れ男の子。明智君かわいいぞ。
・榎田尤利『リムレスの空 魚住くんシリーズ 5』イラスト：茶屋町勝呂
（光風社出版 クリスタル文庫,2002年5月,520円 (税込), ISBN4-415-08834-1）
実にきれいに終わった。泣けなかった魚住は泣けるようになった。マリのつぶやきは実は作者自身のつぶやきなのかもしれない。おすすめ。あとでまとめページを作ろう。
・毛利志生子『風の王国 竜の棲む淵』イラスト：増田恵
（集英社 コバルト文庫 ,2005年3月,520円 (税込), ISBN4-08-600557-3）
翠蘭、記憶喪失に！ ロマンス小説の定番ネタなんですが、いまいち使い方が上手くないなぁ。やっぱりロマンス小説より歴史小説を書きたい人なのかなという気がする。あとはモチーフとか小道具の使い方がもうすこし洗練されているといいのにと思う。いかにもプロットのための小道具だっていうのが分かっちゃうところがあって、ちょっと残念。
