alisatoの日記

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読了本

榎木洋子『黒の騎士 ダークローズ・プリンセス』
騎士様とゴスロリ少女のロマンス物かと思ったら、本命は霊媒体質の同級生の天然少年で、騎士様はヒロインの叔父様(今はヒロインの守護霊)とホモくさい関係らしい。さすがビーンズ。
冒頭はシリアスだったけど、敵役がなんとなくお笑い入ってて軽い。シリアスにしすぎるなと編集部からいわれているのか、作者の性格なのか……。もっとダークでいいんだけどなぁ。

中村幌『クラウディア』
第二次世界大戦直後の東欧を舞台にした、天才的な暗号解読能力をもつ双子の美少女とその幼馴染の少年のお話。
文体もキャラクターも展開もライトノベルです。
ものすごい国際陰謀の話なのかとおもいきや、少年のトラウマをめぐる話になっちゃって、あ然。ヒロインが双子である必然性なんて全然ないじゃん。でもってヒロインの魅力が全然伝わらないし。
いろんな属性の女の子を出してくるところは、エロゲ的かも。
舞台設定だけは魅力的。同じ設定でもっと上手い人が書いたら、さぞや面白い話になるだろうに。
(あー、この感想も外には出せないな)
コバルトじゃなくてスーパーダッシュで出したほうがよかったかもね。