alisatoの日記

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読了本

秋月こお『ボン・ボワイヤージュの横断幕のもとに』
第三部の渡欧前のオトシマエ編。本当にエピローグ。
コンクール予選のときに出てきた富田さんの役割がようやく判明。
桐ノ院と悠季についてはいつも通り。
例によって飯田さんと五十嵐くんの外伝が面白い。
でも、結構ダレてきてると思う。


桜坂洋All you need is kill
桜坂版『宇宙の戦士』+『エンダーのゲーム』+α。
スーパーダッシュ文庫なんだけど、これだけ装丁が違う。珍しく(?)気合入れてるな編集部。
こっちの芸風のほうが本来の姿なんだろうな。凄いねと思う。
ただ、あんまり恋愛物として切なさが胸に響いてはこないんだよね。
もっともそれは、こちらの精神状態のせいかもしれない。
(ゲームでへろへろになりながら読んだから)
めがねっ娘は紅蘭+シェスカですかね? (名前も似てるしな)


鷹見一幸『でたまか アウトニア王国奮戦記 問答無用篇』
イラスト:Chiyoko
角川書店 角川スニーカー文庫 ,2001年4月,580円, ISBN4-04-425701-9)
家人に貸したら、面白かったらしく「続きはないか?」といってきた。とりあえず3巻分確保してあったので、全部貸した。続きを自分で買う気になっているようだ。
そんなに面白いのならと読んでみた。薄いので、あっという間に読める。
英伝ヤン・ウェンリー側のパロディかなと思ったけど、雰囲気としては、ヤン・ウェンリー+マイルズシリーズ+『太陽の女王号』をほのぼのスペースオペラの鋳型に流し込んだような感じ。
ウェルメイドなライトノベルという感じです。
電子人格の執事のヴァルさんがステキ……。

鷹見 一幸『でたまか アウトニア王国奮戦記 2 奮闘努力篇』
イラスト:Chiyoko
角川書店 角川文庫 角川スニーカー文庫 ,2001.6, \540 , ISBN4-04-425702-7)
面白かったので、続き。「イイ性格」作戦で戦うアウトニア王国軍の巻。
正直でまっすぐだけど「イイ性格」の主人公に、色っぽい姐御、健気な王女さま、すてきなおじ様たち(電子人格含む)、小粒でがんばる女性艦長、その娘にライバル視されてる海賊若様、そして半ズボン艦長。萌えツボキャラのデパートみたいね。どのキャラも生き生きしてます。
やっぱりウェルメイドなライトノベル。歪さからくる強烈な魅力はないけれど、安心して読める。